9月2日から4日まで、倉敷で開催された「日本民藝夏期学校」に参加してきました。
ここ数年、連続で参加しておりまして、私の中でも夏の恒例行事となりつつあります。
倉敷会場は、申し込み締切の二ヶ月前には定員の60名に達したそうで、夏期学校の人気の高さが伺えます。
参加者は、各地協会に所属されている方が多く、20代30代の若い女性の一般参加者もいらっしゃいました。
地元の作り手として、べにやでお世話になっている、石川昌浩さん、掛谷康樹さん、村松学さんたちもお手伝いされていました。民藝夏期学校は作り手とふれあうことのできる貴重な場でもあります。今後もたくさんの方に参加いただきたいと思います。
初日は、
○松井健先生(東京大学東洋文化研究所教授)による公開講座「民藝の未来形─試論と提案」
むずかしいテーマでしたが、日々の生活における「民藝」を常に意識し、語り合うべきと学びました。講座後も松井先生にいろいろとお話を伺うことができたので良かったです。
○大原美術館工芸館、倉敷民藝館の見学。
大原美術館工芸館は芹沢_介の陳列を再現したとのこと。
○花餅実演
花餅とは、日蓮宗の信者が日蓮さんのご命日にお供えをする飾り餅のことで、実物をみるのは初めてでした。柳宗悦がその美しさに感嘆し、偈(うた)をよんでいます。
画像は実演でつくられた花餅で、これに色をつけていきます。「スイセン」「菊」「松」「とんぼ」の形ですが、わかりますでしょうか。