2011年09月25日

「北原 久・進 漆芸展」から

丁稚奉公からはじめ、50年以上も漆に携わっている北原久さん、3日間在廊され、仕事の話はもちろん、子供の頃のこと、地元に咲く野草のことまで、たのしい話をたくさん聞かせていただきました。

本日は北原さんの代表作である「厨子」を紹介いたします。
金閣寺修復工事漆工部主任として京都に長期滞在していたころ、お寺の形からヒントを得てつくられた「厨子」。
きっちりした形でしか作れない、という職人気質の久さんですが、確かな仕事でとてもフォルムがうつくしいです。このような厨子を作っている作り手があまりいなかったため、当初はかなり反響があったとのこと。
女性に好まれるのは朱。男性は木地呂か黒漆の厨子に仏像を入れられる方が多いです。

久さんと進さん、お二人の厨子が出品されています↓。


○朱八角厨子(中)(径27cmX高さ33cm 336,000円)
○朱角厨子(22cmX22X高さ36cm 210,000円)


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○黒呂厨子(23cmX15cmX高さ32cm 210,000円)
○拭漆八角厨子(径40cmX高さ48cm 462,000円)


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9月23日(金)〜10月2日(日)水曜定休 最終日は4時まで
木曽 北原 久・進 漆芸展
posted by べにや at 19:51| 展示会(漆) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする