今月の特集は「九州の民窯陶器」です。数ページにわたるカラーの図版は、日本民藝館所蔵品の「九州の民窯陶器」。そのほか、いつもの柳さんの文章と、小石原焼の太田さん、小鹿田焼の柳瀬さん、小代焼の井上さん、龍門司焼の川原さんら、九州の窯元の方々が寄稿されており、それぞれの窯の歴史や仕事についてなどを語られています。知らないことも多く、勉強になりました。
○『民藝』2013年3月号(日本民藝協会発行 850円)
主な内容
・職人の工芸(柳宗悦)
・自然と共存し、仕事のなかに命を見出す(太田哲三)
・唐臼の音とともに(柳瀬晴夫)
・初代窯主の「つぶやき」(井上泰秋)
・伝統を大切に、時代の要望を踏まえる(川原史郎)
・先人達に恥じない器作り、民陶作りを(川原輝夫)
・日田の皿山(柳宗悦)